大谷翔平との勝負避けず…痛恨の同点2ラン被弾 ヤ軍指揮官は「選択肢になかった」
2点リード、2死一塁で大谷…試合後には敬遠の考えについて質問が飛ぶ
■エンゼルス 4ー3 ヤンキース(日本時間18日・アナハイム)
ヤンキースは17日(日本時間18日)、敵地でのエンゼルス戦に3-4で敗れ、2連敗となった。2点リードの7回に大谷翔平投手に痛恨の同点2ランを許し、10回にはマイケル・ステファニック内野手にサヨナラ打を浴びた。
2点リードの7回、2番手のキングは2死一塁から大谷に中堅へ痛恨の一発を浴びた。5回の大谷の打席では、両軍無得点ということもあって2死一、三塁から敬遠し、満塁からモニアックを右直に打ち取ってピンチを脱していた。
7回の打席で敬遠の考えは無かったのか? 試合後に問われたヤンキースのアーロン・ブーン監督は「ノー」の言葉を計8回繰り返した。ヤンキース専門番組の「トーキン・ヤンクス」のツイッターは、試合後のコメントを紹介。指揮官は「ノー。ノー。ノー。二塁ランナーがいて、カウントが悪くなったら考えるかもしれないけど、ノー。あの場面では(選択肢に)ない」と首を横に振った。
試合前の時点で、大谷は2戦連発中、リーグトップの34本の本塁打を放っていたが、「ノー。あの場面では(敬遠は)ない。同点の試合で、一、三塁で敬遠を指示したことならあるが、2点差があった。彼の後ろを打つバッターは打率.330打っている。得点圏と同点のランナーを置くつもりはなかった。その場合、逆転される可能性がある。ノー。だから、ノー。二塁にランナーがいて、カウントが悪かったら話は別だ。ノー。(敬遠は)ない」と自信を持って答えた。
チームは勝ち越してはいるものの、激戦のア・リーグ東地区では最下位。球宴明けにはナ・リーグ勝率最下位のロッキーズと対戦し、1勝2敗でカード負け越し。ワイルドカードを争う重要なエンゼルスとの初戦だったが、手痛い一発となってしまった。
(Full-Count編集部)