262億円男の代役としての大谷翔平獲得 エ軍にも利点…“最適解”示す同地区の強豪
米「CBSスポーツ」は大谷が移籍すべき球団を格付け…1位にレンジャーズをあげた
去就が注目されているエンゼルスの大谷翔平投手について、米メディア「CBSスポーツ」は移籍先候補の球団を“格付け”。1位にレンジャーズ、2位にオリオールズをあげた。レンジャーズに関しては、ジェイコブ・デグロム投手が離脱していることを挙げ、大谷はその穴を埋められる選手だとしている。
記事では5位から3位までレッズ、ドジャース、レイズと並ぶ。そして2位はオリオールズ。チームは現在ア・リーグ東地区の優勝争いを展開しており、「正真正銘のエースがどうしても必要である。ボルティモアは(大谷をトレードで獲得するために)必要なファームシステムを抱えているし、選手たちはトレード期限において、大きな補強をしてもらうに値する」と伝えている。
1位は西地区首位を走るレンジャーズだ。サイ・ヤング賞2度の右腕デグロムは今季、5年1億8500万ドル(約262億円)でレンジャーズ入りも6登板、2勝0敗、防御率2.67の成績で離脱。右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季復帰は絶望となった。記事は「デグロムは非常に素晴らしい選手で、代役を務めるのは基本的に不可能だが、オオタニはそれが可能な選手の1人だ」と指摘している。
また、DHでは24歳のエセキエル・デュランがいるが、「彼はオオタニではない」とし、「率直に言って、デュランはエンゼルスがオオタニとのトレードで求めるべき選手だ」と説明。「デュランは若く、影響力があり、(FAになるまで)長期間チームに保有できる」とも述べている。
記事は更に、レンジャーズの現状を解説。勝てるチームを作ろうと非常にアグレッシブな動きを見せていると評価する。エンゼルスと同じア・リーグ西地区の強豪球団であることは「複雑な要因」としつつも、大谷のトレードに関しては「最も理にかなっている。FAになる前に勝てるチャンスを得るオオタニにとって理にかなっている」と強調する。
さらに「レンジャーズはかなりのトレード要員をオファーすることができるため、エンゼルスにとっても理にかなっている。地区優勝に向けて努力する上で、世界で一番優れた選手を獲得するという点でレンジャーズにとっても理にかなっている」と強調している。また米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」でも大谷のトレード先を予想する記事が展開され、エバン・カーター外野手(MLB公式の2023年有望株ランキング全体6位)、オーウェン・ホワイト投手(同44位)、ルイスアンヘル・アクーニャ内野手(同45位)らの存在が、大谷の対価を揃えるうえで強みになると指摘した。
(Full-Count編集部)