「123年の球史で前代未聞のショー」 目撃した“大谷翔平の1日”に敵地紙も激賞

ダブルヘッダー第2試合で2本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ダブルヘッダー第2試合で2本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

エ軍残留「トレードで獲得できなくなった他チームはうらやましく思ったことだろう」

■エンゼルス 6ー0 タイガース(日本時間28日・デトロイト・Wヘッダー第1試合)
■エンゼルス 11ー4 タイガース(日本時間28日・デトロイト・Wヘッダー第2試合)

 エンゼルス・大谷翔平投手の歴史的な1日に、敵地メディアもただ脱帽するしかなった。27日(日本時間28日)に敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダーで、第1試合に先発登板した大谷はメジャー初完投初完封をマーク。さらに第2試合では2打席連発の独壇場で、タイガースの地元紙「デトロイト・フリー・プレス」は「オオタニは123年間の球史の中で前代未聞のショーを見せた」と記した。

 第1試合のマウンドに上がった大谷は、4回までパーフェクト投球。許した安打は5回の1本のみで、計111球を投げて8奪三振1安打の快投だった。それからわずか45分後に行われた第2試合に「2番・DH」で出場し、2回に逆方向への37号2ラン。さらに4回には右中間に飛距離435フィート(約132.6メートル)の38号ソロをたたき込んだ。

 この日の試合前、ペリー・ミナシアンGMは、大谷を今夏のトレードで放出しないことを明言。メジャー球界で大きな議論を呼んでいた去就問題が解決したタイミングでの大躍動。同紙も
「エンゼルスはオオタニを残すと主張、すると彼はタイガース戦でそれを上回る主張をした」との見出しを立てた。

 これぞ二刀流の姿に「彼をトレードで獲得できなくなった他チームはうらやましく思ったことだろう」とも。エンゼルスはついにワイルドカードでのプレーオフ出場圏内まで3ゲーム差に接近。記事でも「トレード話が終わったとされる中で、彼はエンゼルスをプレーオフに導くことに照準をあわせている」とまとめていた。

(Full-Count編集部)

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