大谷出場試合、現地中継されぬトラブル　NHKは“珍画角”放送…リプレー検証できず

現地放送局の「電源喪失」が原因か…試合にも大きな影響

■タイガース ー エンゼルス（日本時間26日・デトロイト）

　エンゼルス・大谷翔平投手の第1打席が見られない事態に、SNSが朝から騒然とした。25日（日本時間26日）の敵地でのタイガース戦。試合開始から現地制作の映像が配信されず、視聴できないファンが続出。BSで中継予定のNHKは、三塁側に設置した自局の映像を使って放送し、珍しい画角に。これにはファンも「面白い」と注目した。

　野球中継といえば、バックスクリーンから撮影した映像がおなじみ。しかしこの日は試合開始直後から現地では中継できず。エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」でレポーターを務めるエリカ・ウエストンさんは「両テレビプロダクショントラックの電源喪失のため、バリースポーツ・ウエストとバリースポーツ・デトロイトの放送は遅延となる」と伝えた。

　試合への影響も。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は「リプレー検証は現在利用できない状態。原因は技術的な問題」と伝えた。現地の記者室にもアナウンスがあり、判定は審判が判断し、抗議はできるという。

　NHK BSを観ているファンは、観客席から見ているような新鮮な映像に驚き。「現地放送がトラブル中で映像が……」「BSこんなんある?」などとコメントが相次いだ。

（Full-Count編集部）