エ軍の“諦めぬ大補強”は「まさか」 POへ苦境も…米メディア驚嘆「やる気を尊敬」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

有望株を手放して大補強…米メディアは一斉に反応

 まだ諦めないエンゼルスの“覚悟”に、米メディアは一斉に驚いている。27日(日本時間28日)、大谷翔平投手をトレードで放出しないとの報道が出た矢先、球団はホワイトソックスとの交換トレードで通算59勝のルーカス・ジオリト投手とレイナルド・ロペス投手を獲得したと発表。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「エンゼルスはプレーオフ進出を真剣に考えていないと思っていたあなた、考え直すべきだ」とつぶやいた。

 交換相手としては、MLB公式で球団2位の有望株であるエドガー・クエロ捕手と、同3位のカイ・ブッシュ投手を放出。超期待の若手を手放してでも、今季の勝利にこだわる。球団の覚悟が伝わる一手に、米メディアでは次々と反応が出た。

 大の大谷ファンで、スポーツ局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は「これが、うまくいくかどうかはわからない。そして、エンゼルスがプレーオフに進出できるかどうも分からない。でも、エンゼルスのやる気を尊敬する」と強調。「ジョムボーイ・メディア」は公式ツイッターで「エンゼルスやってやれ! プレーオフに進出するんだ。オオタニをポストシーズンでプレーさせるんだ。ファンも彼の打席を楽しみにしている。まさか、(ジオリト、ロペス獲得という)2歩先のことまで考えているとは思わなかった」と驚きを表現した。

 エンゼルスはア・リーグ西地区3位で、滑り込みでプレーオフを争うワイルドカードでは、進出圏内から4ゲーム差と厳しい戦いを強いられている。それでも諦めず、世界の二刀流とともにプレーオフへ。正念場を迎え、勝負手を打った。

(Full-Count編集部)

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