野球女子に新たな夢舞台 第1回ポニー女子ワールドシリーズが31日、栃木で開幕
15Uの部、OPENの部にそれぞれ5チームが参加
7月31日、野球少女たちが目指す新たな舞台が産声を上げる。ポニーリーグ(日本ポニーベースボール協会など)は、今年から野球女子のための世界大会を創設。「ECCインビテーショナル SSKカップ ポニー・ガールズ・ベースボール・ワールドシリーズ」と題し、7月31日から5日間の日程で、栃木県小山市、栃木市を舞台に世界各地から集まった女子選手が熱戦を繰り広げる。
大会は15U(15歳以下)の部とOPENの部(年齢制限なし)の2部で構成され、それぞれ5チームが参加。日本の他にも米国、オーストラリア、中国、中華台北、中国香港から選手が集う。初日にダブルエリミネーションの枠順を決めるリーグ戦を行い、2日目以降はダブルエリミネーション方式で対戦しながら、初代女王を決める。
日本からはポニーリーグに登録する女子選手のうち、希望する全選手が出場する予定だ。15Uの部には、4月に行われたセレクションでチーム分けを実施した15歳以下と13歳以下の代表2チームが参加。OPENの部は、女子硬式野球の兵庫ブルーサンダースが代表チームとして出場する。
2月1日に日本で記者会見を行ったポニーベースボール・ソフトボール・インターナショナルCEOのエイブラハム・キー氏は、「野球が盛んな日本で、記念すべき第1回大会を開催することが楽しみだ」と期待を寄せていた。女子野球では「WBSC女子野球ワールドカップ」が権威ある大会として名高いが、15歳以下の野球女子を対象とする世界大会は例を見ず、女子選手にとって新たな目標の舞台となりそうだ。
大会の開会式は、小山運動公園野球場で31日8時からスタート。野球女子のアツイ夏が始まる。
(Full-Count編集部)