大谷翔平の残留で解決できない課題 “絶望の未来”を米識者危惧「7、8年抱えるかも」
元阪神のエドゥアルド・ペレス氏「必要とする有能な選手を獲得できなかった」
エンゼルスは大谷翔平投手を8月2日(日本時間3日)の移籍期限までにトレードで放出せず、チームに残留させた。米スポーツ局「ESPN」の人気番組「ベースボール・トゥナイト」では、大谷を放出することで得られるはずだった若手を獲得できなかったと識者が指摘。「重大な問題を7、8年抱えるかもしれない」と述べている。
2001年に阪神に在籍し、ESPNでコメンテーターを務めるエドゥアルド・ペレス氏は番組内で「ショウヘイ・オオタニをトレードしなかったことで、(エンゼルスが)必要とするたくさんの有能な選手を獲得できなかった。(エンゼルスのマイナーは)30球団中30位だ」と語った。
さらにペレス氏は「ア・リーグで持続可能(な選手層)と競争力を維持するには、何年も選手層が厚い状態を続けなければいけない」と説明。「ショウヘイ・オオタニをトレードせず、なおかつ再契約できるという確約がないのであれば、(競争力がないという)重大な問題を7、8年抱えるかもしれない」と力を込めた。
今オフにFAとなる大谷。他球団への移籍となれば、エンゼルスは今後しばらく、戦えない状態が続くと危惧している。
(Full-Count編集部)