ミスター社会人・西郷泰之の飽くなき挑戦
18日開幕の都市対抗野球に挑む42歳のベテラン西郷
プロに進んだ社会人野球経験者の誰もが一目を置いている。18日に開幕する都市対抗野球。Honda・西郷泰之選手は42歳、今年で通算21回目の出場を果たすベテランである。
1972年生まれ。現役プロ選手でいえば、西武の西口、オリックス谷、中日和田と同世代。アトランタ五輪にも出場しているが、アマチュア野球一筋で戦ってきた。
日本学園高校から三菱自動車川崎(三菱ふそう川崎)に入社。08年にチームは休部したため、翌年からHondaに移籍し、この年の都市対抗で優勝を果たす。ファーストを守る左の強打者である。
プロへ進む選択肢もあったはずだ。IBAFワールドカップやアジア大会で監督、コーチを務め、何度も西郷を4番として起用した小島啓民元日本代表監督は彼にはこだわりがあったという。