大谷翔平は“意欲の塊” エ軍元監督が明かす…休養を取らせる難しさ「タフな問題だ」
ジョー・マドン氏が大谷翔平の休養について語った
エンゼルス大谷翔平投手は「腕の疲労」により先発ローテーションを一度飛ばし、次回は22日(日本時間23日)か23日(同24日)の本拠地レッズ戦での先発が有力になった。昨季途中までエンゼルスを指揮したジョー・マドン氏は在任中、常にコンディション確認をしていたほか、休養を2度命じたこと、ここまでの戦いの中で休養すべき試合があったことなどを明かした。
マドン氏は米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」でインタビューに応じ、監督時代に大谷の“健康管理”をどのようにしていたかに言及。試合前夜に必ず話をする機会を設けていたと改めて語った。
大谷についてマドン氏は、本塁打王やサイ・ヤング賞、エンゼルスの勝利など多くのものを追いかけているため「休養を命じることが難しい」とも。その中で休養を命じたのは「2度」と振り返る。
元指揮官は「彼はユニコーンで他の選手とは違うから、これはタフな問題だ」とした上で「でも、彼は話しやすい男だ。通訳のイッペイ(水原一平通訳)も素晴らしい。試合前日の夜に行うチェックは私にとって大事だった」と述べた。
また、7月27日(同28日)のタイガースとのダブルヘッダーでは第1試合で完封、第2試合では指名打者で出場して2打席連続本塁打を放ったが、番組司会のブライアン・ケニー氏が「私には理解できません。いくらなんでも、(仕事量が)多すぎですよね?」と語ると、マドン氏も同意した。
「私も驚いた。2戦目でどう起用するか興味深く見ていたら、(大谷は)打撃で大爆発した。でも、(不振の)タイガースが相手だったから打線を変えることができたはず。休養させるには最高のタイミングだった」。大谷を巡る“休養問題”。レギュラーシーズン残り42試合、ネビン監督はどう起用していくだろうか。
(Full-Count編集部)