大谷翔平は「野球史上最高額を得る選手」 元GMが分析、“争奪戦”に参加できる球団
メッツの元GMデュケット氏「5億ドル以上を払えるチームはそんなにない」
今オフFAとなるエンゼルスの大谷翔平投手は、どのチームとどんな契約を結ぶのだろうか。千賀滉大投手が所属しているメッツ地元放送局「SNY」の番組内では、「メッツはオオタニをFAで狙うか?」との議論がなされた。
メッツの元GMジム・デュケット氏は「狙わなかったら驚く。GMであれば期待が大きくなりすぎないようにはしたいだろうが、彼は野球史上最高額を得る選手になる。5億ドル(約727億円)以上だ。その額を払えるチームはそんなにない。ドジャース、そしてもしかするとエンゼルス、もちろんメッツは支払える、そしてジャイアンツももしかすると、だ。5チーム目としてヤンキースそしてパドレスにも少しは可能性があるかもしれない」と分析した。
さらに「元々オオタニと契約した人物が今メッツにいるのに、オオタニを狙わないなんて。それも球界で最も裕福なチームにいて、最も資金力が豊富なのに、(争奪戦に)参加しないなんて考えにくいですよ。期待が大きくなりすぎないようにしているだけで、メッツは獲得に乗り出すと思います」と指摘した。
コーエンオーナーが来季はベテランに巨額を投じないような発言をしていることについては「期待が大きくなりすぎないようにしている一環だと思う」という。
「契約交渉に入ると、何らかの理由で途中で交渉を辞めるチームが出てくる。そもそもドジャースがこれだけの額を出すかどうかも分からない。辛抱強く交渉すれば、4つの候補のうちの1つどころか、2つの候補の1つになれるかもしれない。代理人はニューヨークのチームの片方か両方に絡んでもらって額を釣り上げてほしいと思うだろう。だが最終的には、あまりに魅力的で、彼をニューヨークに連れてくることができるかの会話に絡まないわけにはいかなくなる。観客動員数やグッズ売り上げなどで彼の契約の半分は元が取れるだろう」と述べた。
メッツは今季大型補強を行いながら低迷。来季に向けてどんな方針を示すのか、動向が注目される。
(Full-Count編集部)