大谷翔平から“頭ポンポン”は「粋な瞬間」 後輩に見せた気遣いを地元局絶賛
この日デビューしたシャヌエルが四球を選び、大谷の満塁弾を呼んだ
■レイズ 9ー6 エンゼルス(日本時間19日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が後輩に見せた“頭ポンポン”が絶賛されている。2回の第2打席に43号満塁弾。自らの前を打つ、この日デビューしたノーラン・シャヌエル内野手が四球を選んで回ってきた好機とあって、ホームインするとハイタッチして頭にポンポンと触れてねぎらった。地元放送局「バリースポーツ・ウエストの解説マーク・グビザ氏は「ショウへイに頭をポンと叩いてもらうのは、若手にとっては粋な瞬間に違いありませんよね」と話した。
シャヌエルは今年のドラフト1位(全体11位)で、異例となるたった40日でのデビューとなった。そんな後輩を気遣うように、大谷が見せた“神対応”だった。
同局で実況を務めるマット・バスガージアン氏が「近々2度目のMVPに選出されるであろう選手からハイタッチもしてもらって」と称えると、グビザ氏も「あのとき(オオタニが)彼の頭をポンと叩いたのがよかったですよね。彼が粘って四球を選んだことで、オオタニは(満塁弾の)機会を得たわけですから」「ベテランがああいうことをするのは素晴らしいですよね。ベテランの方から若手によくやったと伝えることです」と絶賛。
球団OBのティム・サーモン氏も「ええ、あのショウへイ・オオタニですからね(苦笑)。私は今、彼(シャヌエル)の立場を想像することしかできませんが、クラブハウスに入っていったら野球史上屈指の選手がそこにいる。どれだけ威圧感があると思いますか? 『ショウへイ・オオタニがたった今僕の頭を叩いてくれた!』って感じでしょうね。彼のワクワク感は、私もなんとなく分かります」と気持ちを代弁していた。
(Full-Count編集部)