打率1割台&構想外に転落も…格安契約から大復活 元MVP男は「大谷翔平に次ぐ2番手」
カブスのベリンジャーは今季、打率.326、20本塁打、17盗塁、OPS.939
今オフのFA市場の目玉はエンゼルスの大谷翔平投手に違いないが、もう一人注目を集めそうな選手が現れた。ドジャース時代の2019年にMVPにも輝いたカブスのコーディ・ベリンジャー外野手だ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が、格安契約からの復活劇を伝えている。
2019年には156試合に出場し、打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁、OPS1.035の好成績を残し、MVPに選ばれた。しかし、2020年11月に肩の手術を受けるなど故障にも苦しみ、2021年は打率.165、2022年は打率.210と低迷。このオフには契約を提示されず、ノンテンダーFAとなっていた。
今季はカブスと1年1750万ドル(約25億4000万円)という、元MVPにしては格安の契約で復活を狙った。するとここまで91試合で打率.326、20本塁打、17盗塁、OPS.939と完全に輝きを取り戻している。同メディアも「FA市場においてベリンジャーは(大谷に次いで)最も優れた野手2番手とますます目されている」と評している。
さらに、「シーズン最後の6週間で完全に崩壊しない限り、クリス・ブライアント内野手(ロッキーズ、7年1億8200万ドル/約265億円)らの最近の契約を超えるものを狙うと私は想像している」とも。格安契約からわずか1年、300億円級の超大型契約を掴むのか、ベリンジャーから目が離せない。
(Full-Count編集部)