仙台育英、史上7校目の夏連覇に王手 須江監督の執念采配、4番のスクイズが決勝点
同点の3回1死三塁から4番・斎藤陽のセーフティスクイズで勝ち越し
第105回全国高等学校野球選手権大会は21日、甲子園で準決勝第1試合が行われ仙台育英(宮城)が6-2で神村学園(鹿児島)を下し、史上7校目となる夏の甲子園連覇に王手をかけた。
仙台育英は1点を追う2回。1死二塁から7番・登藤海優史内野手(2年)が左前適時打を放ち、すぐさま同点に追いつく。3回には1死三塁から4番・斎藤陽外野手(3年)のセーフティスクイズで勝ち越し、さらに6番・鈴木拓斗外野手(2年)の2号2ランなどで、この回一挙4点を奪った。8回には2死三塁から1番・橋本航河外野手(3年)が中前適時打でリードを広げた。
投げては先発の高橋煌稀投手(3年)が5回6安打2失点、7奪三振の力投。6回からは2番手・湯田統真投手(3年)が相手打線の反撃を抑える好リリーフを見せた。
神村学園は2回に先取点を奪い、4点を追う5回には2番・増田有紀内野手(2年)の右前適時打で追い上げたが、あと一歩届かず。自慢の強打で最後まで昨年の王者を苦しめるも同校初、鹿児島県勢29年ぶりの決勝進出はならなかった。
(Full-Count編集部)