大谷翔平、腕の疲労で検査「違和感を覚えている」 指揮官が緊急降板を説明
エンゼルスは逆転負けで3連敗、今季ワースト借金5
■レッズ 9ー4 エンゼルス(日本時間24日・アナハイム・Wヘッダー第1試合)
エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地で行われたレッズとのダブルヘッダー第1試合に「2番・投手」で投打同時出場したが、2回途中に腕の疲労を訴えて緊急降板した。打者でも途中交代した二刀流について、フィル・ネビン監督は「現在、検査中だ。ご存じの通り時間がかかる。『痛みを感じているわけではなく、どちらかというと、ここ何週間か感じていたもの(疲労)が初回の直後に再び感じた』と言ってきた。私から言えることは以上だ」と話した。
2点リードの2回1死一塁、大谷がエンカーナシオン・ストランドへ5球目、94.2マイル(約151.6キロ)のフォーシームを投げたところだった。右腕がベンチへ小さく首を振り、ネビン監督、水原一平通訳らがマウンドへ。そのまま降板となった。大谷は1回1/3で無安打無失点、1四球2三振。最速94.4マイル(約151.9キロ)とフォーシームは走っていなかった。指揮官は「2回は球速が落ちた。私たちが見ているデータによると、球質がいつもと違っていたので、マウンドに行って様子を伺った」と話した。
10勝目を挙げた9日(同10日)のジャイアンツ戦以来のマウンド。右腕の疲労感を訴えて先発登板を一度回避し、今季最長の中13日を空けての登板だった。先発のアンダーソンが2番手として救援した。ネビン監督は「腕だけだ。私が言えることはそれだけだ。彼は痛みは感じないけど、腕に違和感を覚えていると言っていた。だから疲労と発表した」と説明した。
初回無死一塁では先制の右越え44号2ラン。左腕アボットから4試合ぶり一発を放ったが、3回の第2打席で代打・新人シャヌエルを送られた。「検査をするために交代させた。今日はもう1試合あるので、すぐに検査をしたかった。(2試合目も)出場可能とは言わない。今のところ、疲労感と言っておく。違和感があるが、痛みを感じていない」とネビン監督。チームは逆転負けで3連敗。今季ワーストの借金5となったが、試合後の監督会見は、大谷関連の質問が矢継ぎ早に飛んでいた。
(Full-Count編集部)