靱帯損傷でも「打者専念はノー」 大谷翔平の“将来”を米展望「一切の迷いない」
元ヤンキースのスタントン氏「ピッチングをギブアップすると言ったら驚き」
エンゼルスの大谷翔平投手は、今後も二刀流を続けるだろうと、元メジャーリーガーも断言している。23日(日本時間24日)に本拠地で行われたレッズとの第1戦に先発登板。しかし、2回途中で緊急降板となり、右肘の内側側副靱帯損傷が明らかになった。投手としては今季絶望で、二刀流のリスクも再燃しそうだ。
そんな中、MLBネットワークのラジオ番組「SiriusXM」に出演したのは、元ヤンキース投手のマイク・スタントン氏。「彼がここまでくるまでの努力を考えると、(今後も)二刀流をやることに一切の迷いはないと思う。彼が『ピッチングをギブアップする』と言ったら、驚きだし、ショックに思う」と熱弁した。
さらに「打者に専念やるという考えにはノーだ。彼は二刀流を続けたいと思うだろう。彼は(走攻守揃った)野球選手だ。この男はマウンドに立ち続けることに対して一切の迷いはないと思う」と断言。2018年にはトミー・ジョン手術に踏み切ったが、2019年5月には打者として復帰し、その後の活躍は目覚ましかった。
この日の第2戦でも「2番・指名打者」で先発出場し、5回の第3打席では右翼線二塁打も放った。司会を務めるジェフ・ジョイス氏が「なんというアスリートだ。チームはワイルドカード圏内から10ゲーム差でも、試合に立ち続けることを希望した」と伝えると、スタントン氏も「敬礼しないといけないね。彼はプレーすることが好きだ」と感心していた。
(Full-Count編集部)