【高校野球】連覇への高い壁 二松、春日部共栄、望洋…関東で昨夏代表校が続々敗退
茨城ではすでに藤代が敗退
第97回、夏の甲子園の地方大会で熱戦が繰り広げられている。19日は好カードが続く中、東東京の堀越が二松学舎大付属に対し、5-4でサヨナラ勝利。千葉では習志野が東海大望洋に対し8-1で8回コールド勝ち。また埼玉・西武台が春日部共栄を3-2で撃破。昨夏の代表高校に勝利した。
昨夏1年生バッテリーの大江、今村を擁して東東京を制し、今春のセンバツにも出場していた二松学舎大付属。先発は3年生の岸田だったが、2-1の3回途中から大江がリリーフ。二松は6回表まで4-1とリードも、失策なども絡み、堀越にジリジリと追いつめられた。6回裏から毎回1点ずつを失った。4-4の9回裏には先頭をヒットで出し、四球などで2死満塁とされ、最後はショートへの高いバウンドの内野安打でサヨナラ。4回戦での敗退となった。
千葉大会4回戦ではシード校の習志野がノーシードだった東海大望洋を投打で圧倒。埼玉大会では西武台が接戦を制し春日部共栄を破った。
昨夏も波乱だった埼玉大会。決勝のカードだった春日部共栄、市川越の両校とも3回戦で姿を消した。茨城ではすでに藤代が敗退している。学年が変われば、チームも変わる。他の高校は連覇を阻止しようと必死だ。春の結果で決まるシード権の兼ね合いもある。夏の甲子園の2年連続の出場の難しさを物語っている。
なお奈良大会では2回戦で天理が昨夏代表校の智弁学園を4-1で下した。大阪大会ではこのあと午後3時30分開始予定の2回戦で昨夏の全国覇者・大阪桐蔭と昨年センバツ準優勝校の履正社の注目のカードが予定されている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count