「ひゃー」思い出す38年前の衝撃 大谷翔平“片手でビジョン破壊”…敵地放送席も騒然
大谷翔平は右翼ポール際へ大ファウル…敵地放送局も驚きを隠せなかった
■エンゼルス 5ー3 メッツ(日本時間27日・ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打数2安打2盗塁と躍動。勝利に貢献した。第1打席では右翼席ビジョンを破壊する超特大ファウルを放った。本塁打にはならなかったものの衝撃の一打にメッツ放送局も騒然。球団のレジェンドであるダリル・ストロベリー氏の伝説の一発になぞらえて驚きを表した。
初回1死で迎えた第1打席。大谷はカウント1-2から右翼ポール際へ大飛球を放った。1階席と2階席の間にあるビジョンを破壊したが、判定はファウル。それでも直後に中越え二塁打を放ち、続く中前打で先制のホームを踏んだ。
この大ファウルに、メッツ放送局「SNY」の実況&解説陣も息をのんだ。解説のロン・ダーリング氏が「ひゃー」と声を上げると、実況のゲーリー・コーエン氏は「惜しい。クアーズライトの看板が少しへこみました」と続けた。ダーリング氏は「体の前でとらえて、片手打ち。どこかの段階でシティフィールドから(修理代の)請求が来るでしょうね。ポールから10フィート(約3メートル)ほど外れるファウルでした」と述べた。
さらにコーエン氏は「ダリル・ストロベリーが時計に当てた時のような当たりですね」とも述べた。ストロベリー氏は1983年に新人王に輝き、在籍時の252本塁打は球団記録になっているレジェンド。1985年10月1日のカージナルス戦で、かつてのカージナルスの本拠地であるブッシュ・メモリアル・スタジアムの右中間席に設置されていたデジタル時計に本塁打を直撃させた。この一打を引き合いに、大谷の大ファウルの凄さを表現した。
(Full-Count編集部)