投手・大谷翔平の快記録が“消滅” 規定投球回を割る…両リーグ1位の被打率.184は幻に

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

打者としては今季580打席、規定打席に達している

■フィリーズ 12ー7 エンゼルス(日本時間30日・フィラデルフィア)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・フィリーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、5打数3安打2打点をマーク。打点王争いでは1位のアストロズ・タッカーに3点差に迫った。チームは4被弾12失点して3連敗。今季ワーストの借金7となった。

 チーム133試合目。今季132イニングを投げてきた投手・大谷が規定投球回を割った。ペリー・ミナシアンGMが23日(同24日)に大谷が右肘の内側側副靱帯を損傷し、今季の残りの試合には登板しないことを明言してから6日。リーグ5位だった防御率3.14やメジャートップの被打率.184、リーグ5位のWHIP1.06など、規定投球回をクリアした投手だけが記される投手記録から「OHTANI」の名前がなくなった。なお、大谷の132投球回はチームトップで、チームで規定投球回に到達した選手はゼロに。チームのウィークポイントが改めて浮き彫りとなった。

 打者としては今季580打席に立ち、3年連続で規定打席(502打席)に達している。この日の試合前、ネビン監督は「まだ多くのやるべきことを残していると思う」とし、指名打者としての出場を続けることを示唆した。日本選手初の本塁打王だけでなく、快記録を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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