理解できない大谷翔平の“日常”…相棒が間近で感じた特異性「どうかしている」
開幕から4試合マスクを被ったオハッピー「本当に見ていてクールだ」
エンゼルスの大谷翔平投手は、右肘の内側側副靭帯の損傷が発覚して今季は登板しないことが決まった。スプリングトレーニングからコンビを組んでいたローガン・オハッピー捕手は、驚くべき大谷の投打二刀流事情を明かした。
フィリーズの地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」のスコット・ローバー記者によれば、オハッピーも大谷の故障を残念に思っているという。スプリングトレーニングでは、大谷の初ブルペンと初ライブBP、初オープン戦登板を、さらにシーズン最初の4試合でマスクを被り、負傷者リスト(IL)から復帰後の23日(日本時間24日)にも再び“相棒”を務めた。
球種の豊富な大谷とバッテリーを組むのは、簡単なことではない。記事によれば「特に(大谷の)打順が回ってくるときは、オオタニとイニング間にコミュニケーションを取るのは簡単ではない。オハッピーによると、必要に際して、大谷はしばしば水原一平通訳を介して捕手に伝言を届けている」という。
「最初は、彼が全てサインを出していたんだ。そして今は、打者一巡目は彼がサインを出して、そこからは僕が受け持つって感じかな」と明かすオハッピー。大谷について「ルーティンは非常に興味深いし、本当に見ていてクールだ。非常にユニークだし。他の人ができるとは僕は思わない。彼特有のことだよ。その様子を最前列で見られるのだから、僕はとにかくハッピーさ」と称賛する。
さらに「(指名打者として)対戦投手のことだけでなく、(投手としては)他の9選手(打者)のことも記憶しないといけない。これはなかなか、どうかしていることだよ」。投打二刀流でフル回転していた莫大な“仕事量”に驚愕していた。
(Full-Count編集部)