大谷翔平は「先発でなくても価値」 守護神転向案も…史上最高契約を得る「7つの理由」
北米メディアが大谷契約に資金を投入すべき7つの理由を解説
右肘内側側副靱帯の損傷により、現在は打者専念で出場を続けているエンゼルス・大谷翔平投手。FAとなる今オフの契約への影響も懸念されるが、「それでもMLB史上最高の契約を手に入れるべきだ」と、大谷には“記録的金額”がふさわしいと北米メディアが主張している。
カナダメディア「ザ・スコア」のジョナ・ビレンバウム氏が、1日(日本時間2日)に投稿した動画の中で「全チームがオオタニのために資金を投入しなければいけない」と力説し、次の7つのポイントを解説した。
1つ目は、打者としてだけでも突出した大谷の実績だ。「彼はこの惑星で最高の打者だ。今季のオオタニはOPS、ISO、wRC+などの打撃指標でメジャートップ。3冠王の可能性も残っている。しかも、これは偶然ではない。2021年以降、オオタニの長打数(227)は誰よりも多く、本塁打数(124)も(アーロン・)ジャッジに次ぐ」と語った。
2つ目は大谷のタフさ。「打者・オオタニは、ほとんど欠場がない。MVPを獲得した2021年は155試合、翌年も157試合に出場。今年は靱帯損傷にもかかわらず、去年を上回るペースだ」と、球界で最も耐久性があると評価。3つ目は今季も19盗塁を決めている快足ぶりで、「スピードと身体能力があるので、外野にも転向できる」。4つ目としては若さ。「ジャッジは31歳になるシーズンで9年3億6000万ドル(約526億円)の契約を手にしたが、オオタニは、まだ29歳になったばかりだ」と語った。
仮に2度目のトミー・ジョン手術となっても、それは「“死刑宣告”ではない」とビレンバウム氏。5つ目の理由として、ネイサン・イオバルディやマイク・クレビンジャーの名を挙げ、「2度の手術を受けた速球派たちも、パフォーマンス維持に懐疑的な声を覆してきた」と、大谷も試練を乗り越えられると強調。仮に以前のような力投ができなくなっても、「先発3~4番手を務めるには十分価値のある投手でいられる」と6つ目の要因を付け加えた。
そして、最後の7つ目に挙げたのが「先発でなくても価値がある」ということ。ワールド・ベースボール・クラシック決勝でラストを締めくくったように、「手術後の耐久性やパフォーマンスが心配なのであれば、抑えに転向してもいい」とビレンバウム氏。つまりは、打者としても投手としても、さまざまな価値と可能性を有する大谷。北米スポーツ史上最高契約は10年4億5000万ドル(約658億円)というが、それを超える契約を手にすることになるだろうか。
(Full-Count編集部)