突如ベンチに「喋っていたのはお前か?」 選手呆れ…“やりたい放題”の球審に批判の声
IL入りしているヤ軍リゾが退場処分に…球審の言動に上がった批判の声
■タイガース10-3ヤンキース(日本時間8日・ニューヨーク)
負傷者リスト(IL)に入っている選手に退場処分を告げた、球審の言動が話題になっている。IL入りしているヤンキースのアンソニー・リゾ内野手は7日(日本時間8日)の本拠地でのタイガース戦で、ベンチから言葉を発して退場となった。ヤンキース放送局は、“やりたい放題”の球審に不満の様子。「自分はミスしても何も起きない」などと皮肉った。
3点リードで迎えた4回のタイガースの攻撃。アラン・ポーター球審が突如、一塁ベンチに向きを変えた。そして、現在IL入りしてベンチで戦況を見つめていたリゾに退場を告げたのだ。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は困惑の表情。リゾは呆れたような苦笑いを浮かべ、何か言葉を発しながらベンチを去った。
“伏線”はヤンキースのジェイソン・ドミンゲスが3回に喫した見逃し三振の判定だったようだ。フルカウントからの7球目は低めに外れたように見えたが、ストライク判定となり、これがリゾは不満だったようで、ベンチから声を発していたとされている。
これに納得いかなかったのはヤンキースの放送局「YESネットワーク」。米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式X(旧ツイッター)に投稿した動画によると、ポーター球審は「今喋っていたのはお前か? ならば出ていけ」とリゾに叫んだようで、解説のポール・オニール氏は「気に障ります。彼(球審)はダグアウトに向かって悪態をついている。私たちにも聞こえました。審判はそんなことをする権利はありません」と指摘した。
オニール氏はさらに「審判たちは時々、ときどき気に障るんですよ。判定を間違えても、ダグアウトを見て悪態をついて退場を宣告しても、彼(審判)の身には何も起きないんですから」とも述べている。ポーター球審の態度がよほど気に障ったようだ。