大谷翔平、読めぬ復帰時期 症状改善を示唆も…指揮官繰り返す“同じ回答”
5日に右脇腹を負傷し、5試合連続で欠場している
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地・ガーディアンズ戦で6戦連続でスタメンを外れた。フィル・ネビン監督は前日8日(同9日)の試合前には翌日の復帰を示唆していたが、再びベンチスタート。4日(同5日)に右脇腹を負傷して以降、同じような問答を繰り返している。
9日(同10日)の試合前、指揮官は「体調は良く、昨日よりいいと彼は言っていた。もう1日様子を見られればいいと話していた」と双方の判断でスタメンを外したことを明かした。前日には「彼にあと1日与えるだけ。体調が良ければ明日が最適」。一方で、試合後に代打出場が可能かと聞かれると「今日はできなかった」と否定。ベンチにいる以上、試合前に出場不可能とは発言できないだろうが、復帰が近づいているようには思えなかった。
大谷は負傷翌日の試合中に水原一平通訳を通じて代打出場を志願。7日(同8日)にはグラウンドに現れダッシュをするなど、出場の意思を示しているのは伝わってくる。一方で、指揮官の説明を読み取ると、ケージでのスイングを毎日確認できているわけではない。
エンゼルスは9日(同10日)時点で借金は今季ワーストタイの12でプレーオフ争いからは完全に外れている。指揮官はこの日、翌日、もしくは11日(同12日)の敵地・マリナーズ戦での先発復帰を示唆していたが、その言葉は実現するのか。いずれにせよ、早期復帰で負傷部位が悪化したら元も子もない。万全を期してから、特大の一発が見たい。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)