阪神、横田慎太郎さんのユニホーム胴上げ 今年7月に急逝…離脱中の梅野が持ち込む
岩崎は横田さんの登場曲だったゆずの「栄光の架橋」でマウンドに上がった
■阪神 4ー3 巨人(14日・甲子園)
阪神は14日、甲子園球場で行われた巨人戦に勝ち、18年ぶり6度目となるリーグ優勝を決めた。怒涛の11連勝で球団史上最速での到達。岩崎が最後の打者を打ち取ると、歓喜の輪の中に、横田慎太郎さんのユニホームがあった。
2点リードの9回、守護神の岩崎が坂本に19号ソロを浴び、1点差に迫られる。さらに、2死三塁のピンチを迎えたが、最後は北村を二飛に打ち取った。中野が大事に捕球すると、ベンチから選手だちが飛び出し、マウンドの輪ができた。
離脱中の梅野もベンチで待機し、歓喜の輪に加わった。そのときに、同期の横田さんのユニホームを手に持っていた。その後、岩崎がユニホームを手にして胴上げされ、宙を舞った。
岩崎はこの日、横田さんの登場曲だったゆずの「栄光の架橋」でマウンドに上がっていた。横田さんは今年7月18日、脳腫瘍のため28歳の若さで亡くなっていた。ともに戦った仲間たちが最高の報告をした。