大谷翔平のMVPライバルに「話が挙がるだけで勝利」 首位打者でも…レ軍地元紙は“諦め”
MVP争いで大谷を追うシーガー…首位打者、OPSで上回っても及ばず?
エンゼルス・大谷翔平投手は、シーズン終盤に故障が相次いいるものの、2年ぶりのリーグMVP獲得は濃厚な状況だ。MVPレースで大谷を追うのはレンジャーズのコーリー・シーガー内野手だが、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は、「候補として話が挙がるだけでも(シーガーの)勝利だ」と、大谷の断トツぶりを指摘している。
大谷はここまで打者としては打率.304、44本塁打、95打点をマーク。14日(日本時間15日)まで10試合連続で欠場しているものの、本塁打は2位に9本差を付けて依然トップとなっている。投げても10勝5敗と好成績を残している。
同紙のエバン・グラント記者は、シーガーがMVPを受賞する可能性を検討するも、大谷の成績に改めて驚かされていた。シーガーは14日(同15日)終了時点でリーグ1位の打率.344をマーク。同記者は「(シーガーは)出塁率、長打率、OPSのタイトルも総なめにするかもしれない。ゴールドグラブ賞だって受賞するかもしれない」としながらも、「ショウヘイ・オオタニが、シーガーにとって最大の障害だ」と主張した。
レンジャーズのブルース・ボウチー監督の「正直に言おう。(シーガーのMVPは)おそらく無理だ」というコメントを紹介しつつ、同記者は「問題はシーガーの成績ではない。競争相手なのだ。(競争相手に)オオタニが含まれていることだ。シーガーは単なる選手と争っているのではなく、100年に1度の逸材であるショウヘイ・オオタニと争っているのだ」と残念がった。そして、「(大谷以外の選手に)MVPはあり得るのか? と話が挙がるだけでも勝利なのかもしれない。オオタニがやることは、前例がないことだ」と、断トツでMVPレースを走る大谷を絶賛していた。
(Full-Count編集部)