巨人、ヤクルトなどが共同で防災イベント開催 小学生100人参加、プロOBも「一緒に勉強」
毛布を担架代わりに使う『レスキュータイムアタック』などに挑戦
巨人、ヤクルト、FC東京、日本相撲協会など、東京を本拠地とする14のスポーツチーム・団体で構成する「TOKYO UNITE」は18日、1923年の関東大震災発生から100年の節目にあたり、小学生向けの防災体験型イベント「TOKYO 防災×スポーツチャレンジ in 東京ドーム」を開催した。
デーゲームで行われた巨人-ヤクルト戦終了後、東京ドームのフィールド上に、防災にまつわる様々なコーナーが設置された。
10数個のダンボールの箱を、限られたスペースに速やかに搬入する「物資搬送リレー」に、毛布を担架のように使ってぬいぐるみを運ぶ「レスキュータイムアタック」。火災の際に低い姿勢で煙を吸い込まないように避難することを想定した「キャタピラエスケープ」などの催しに、都内在住・在学の小学生約100人が挑戦した。
その他にも、野球のバッティング、サッカーやバスケットボールのシュート、卓球などを体験するコーナーも設けられ、防災とスポーツ双方に触れられるイベントとなった。
ゲストとして参加した読売ジャイアンツアカデミーコーチの井納翔一氏(元DeNA、巨人投手)は「都市直下型地震の可能性が指摘されていますし、僕自身、子どもたちと一緒に防災について勉強しているところです」と、大粒の汗を拭っていた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)