大谷翔平は「勝っていない」 741億円の必要なし…“過激”司会者が持論展開
スポーツジャーナリストのスミス氏「皆さんが正気を取り戻すことを願う」
エンゼルスの大谷翔平投手は、19日(日本時間20日)にロサンゼルス市内で右肘の手術を受けた。来季開幕には打者として間に合う見込みで、2025年に二刀流復帰を目指す。今オフFAとなり去就が注目され、5億ドル(約741億8000万円)契約も見込まれているが、スポーツジャーナリストのスティーブン・A・スミス氏は、「私はそんな額は支払わない」と“否定”した。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」は「スミスはオオタニについて、エンゼルス在籍時にチームが勝たなかった上に球場を満員にできなかったので5億ドルの契約に値しないと言っている」と報じた。テレビのパーソナリティやラジオ番組の司会を務めているスミス氏は、米スポーツ局「ESPN」のスポーツ・トークショー番組に出演して“過激発言”を連発した。
「これでエンゼルスや他の皆さんが正気を取り戻すことを願う。彼が5億ドルをもらうことについての議論はもう聞きたくない。もう耳を傾けない。2025年までピッチングができない。(大谷が)グラウンドでできることにも制限がつく。3つ目に、エンゼルスは勝てていないじゃないか。ブレーブスにもドジャースにも、他のどのチームにも、5億ドルを稼いでいる選手は誰もいない」とスミス氏は言う。
さらに「エンゼルスが遠征の際、オオタニが打者として出場している時どころか、投げている時でも空席が山ほどある。どこも満杯にしていないし、勝ってもいない。私なら彼にそのレベルの金額を差し出さない。その必要はない。野球がそれを証明している」と指摘した。
その上で「チームの得点力があがって、盗塁の数も増えている。本塁打も増えて、全体的に得点が増えている。野球が選手の運動能力をもっと生かそうとしているのが分かる。オオタニにそれ(運動能力)がないと言っているのではない。私が言いたいのは、野球が進化していて、目的を達成して試合に勝つ方法はたくさんあるということだ。この男は、それをエンゼルスのためにしてきていない」と強調。「誰かに5億ドルを払わずに勝てているなら、なぜ彼に5億ドルを支払うのか。復帰できた時、どういう状態になるのか分からない。彼の投手としてのキャリアが終わったのかどうかも分からない」と持論を展開した。
(Full-Count編集部)