大谷翔平へ「741億円契約に値しない」発言で批判殺到　米司会者は「言ったこと考えろ」

スミス氏が「チームが勝たなかった上に球場を満員にできなかった」などと発言

　エンゼルスの大谷翔平投手について、「私はそんな額（5億ドル＝約741億8000万円）は支払わない」と大型契約に反対する“過激発言”を連発したスポーツジャーナリストのスティーブン・A・スミス氏が、多くの反論を受けている。米データ会社や、エンゼルスのレポーターでお馴染みのエリカ・ウエストンさんらが意見を述べた。

　テレビのパーソナリティやラジオ番組の司会を務めているスミス氏は、米スポーツ局「ESPN」のスポーツ・トークショー番組に出演。注目される大谷の去就について「エンゼルス在籍時にチームが勝たなかった上に球場を満員にできなかったので5億ドルの契約に値しない」などと話した。

　米データ分析会社「コーディファイ・ベースボール」は「今年ここまでのエンゼルスの敵地での観客動員数は、ニューヨーク・ヤンキースを除けばア・リーグのどのチームより多かった」とスミス氏の発言を疑問視。これに対してウエストンさんは「十分調査せずに言ったことを、事実で妨げちゃダメ」と余裕を見せながらコメントした。

　ファンからも「大谷の集客能力は、数字を見なくても明らか」「なんだって？　彼ら（エンゼルス）はオオタニがいたことで間違いなく収益が大幅に伸びた」「スティーブン・A・スミスよ、自分が言ったことをよく考えろ」「シティフィールドでのエンゼルスの試合に行ったけれど、めちゃくちゃすごかった。半分がメッツファン、半分がオオタニファン。あんなの見たことない」「オオタニを観るためだけにカムデンヤーズでのオリオールズ対エンゼルス戦に行ったけど、その価値はあった」などといった意見が上がった。