慶応が選抜絶望、森林監督「波乱でもなんでもない」 桐光学園に完封負け…選手は号泣
桐光学園に0-4で敗れ、来春の選抜は絶望的に
高校野球の秋季神奈川大会準々決勝が24日に行われ、今夏の甲子園で107年ぶりに優勝した慶応が桐光学園に0-4で敗れ、来春の選抜大会出場は絶望的になった。試合後、森林貴彦監督は「この悔しさをまた次に生かすというのが高校野球の大事なところだと思うので、来年の夏に生かしていけるような、あの負けがあってよかったと言えるような取り組みをしていきたい」と前を向いた。
先発した小宅雅己投手(2年)は、6回まで2安打無失点。しかし7回に1死から満塁のピンチを招くと、2本の適時打で2点を失って降板。後を継いだ鈴木佳門投手(2年)も犠飛で1点を失った。9回にも1点を失い、打線は桐光学園先発・法橋瑛良投手(2年)の前に9三振で完封を許した。
森林監督は「桐光(学園)さんが毎年強いので、波乱でもなんでもなくて、いつもの神奈川(大会)の勝ったり負けたりだなと思って。神奈川の上位は紙一重のなかでやっていると思いますから、またいい競争ができるように。前向きに今日の試合を捉えて、冷静に反省とかは選手たちとしていきたい」と振り返った。
今夏にエースとして活躍した小宅や、主将の加藤右悟捕手(2年)ら、レギュラーとして甲子園を経験したメンバーも残る。甲子園優勝での“慶応フィーバー”で新チームも多くの注目を集めた。指揮官は「やはり何らか選手は重たくなる部分はあったと思う。これで重荷は取れる部分もあると思うので、秋冬過ごして来年の春夏でいい成果が出るようにしたいですね」と語った。
(Full-Count編集部)