大谷翔平の合流に指揮官は本音「寂しかった」 手術の右肘はギプス固定も「いい状態」

取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】
取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】

ネビン監督「いつも違うエネルギーをもたらしてくれる」

■アスレチックス 7ー3 エンゼルス(日本時間1日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9月30日(日本時間1日)、本拠地・アスレチックス戦でチームに13日ぶりに合流した。3年連続で球団の最優秀選手(MVP)に選出され、試合前に表彰式に出席。手術を受けた右肘はギプスで固定された状態だったが、左手でMVPトロフィーを持ち上げるなど笑顔を見せた。

 大谷は19日(同20日)に右肘靱帯の手術を受け、初めて公の場に登場した。ネビン監督は「彼はとてもいい状態だ。今日は元気だったし、チームメートと一緒にいられて嬉しそうだった。会えてよかったよ」と笑顔。試合中はサンドバルら同僚と談笑する場面もあった。指揮官は「9回終わりまで(いた)。(これまでしばらく彼が)いなくて寂しかったよ」と本音も明かした

 大谷は10勝&44本塁打が評価され、3年連続でチームMVPに選ばれた。ファンからは拍手と歓声を浴びるシーンを見たネビン監督は「粋だったね。ダグアウトにいる彼をカメラが捉えた瞬間、私はグラウンドにいたが、それを感じることができた。オーラがあり、どこに行っても、(他人とは)いつも違うエネルギーをもたらしてくれる。彼に会えてよかったし、一日中、彼は笑顔だったし、仲間と一緒にいられなくて寂しかっただろうし、我々も彼がいなくて寂しかった」。スーパースターの帰還。指揮官は素直に喜んでいた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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