大谷翔平を待つオフの受賞ラッシュ 21年は10冠…逃した“打者最高の栄誉”にも期待

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

2021年にはシルバースラッガー賞など10冠に輝いた

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは1日(日本時間2日)、レギュラーシーズン全日程を終了した。大谷は44本塁打で日本人初となる本塁打王が確定。打率はリーグ4位の.304で、OPS1.066は両リーグトップ。投げても10勝をマークするなど、史上初めて2年連続10勝&10本塁打の“ダブル2桁”を達成した。2年ぶり2度目のMVPは濃厚となっており、オフには受賞ラッシュが待ち受けていそうだ。

 ア・リーグMVPに輝いた2021年はリーグ3位の46本塁打、初の規定打席に到達し、打率.257、100打点、26盗塁。投手としても23試合に登板して9勝2敗、防御率3.18。156奪三振を記録した。同年オフにはシルバースラッガー賞やエドガー・マルティネス賞、各誌の最優秀選手賞など10冠に輝いた。

 今季は、投手としては規定投球回に到達しなかったが、マウンドに立ちながら打席で残した結果の価値は計り知れない。打率3割超えは自身初で、出塁率、長打率、OPSはキャリアハイ。長打率とOPSはメジャー1位を記録した。

 今オフは特に、2021年に獲得できなかったハンク・アーロン賞に注目だ。各リーグから1人ずつ選ばれ、過去2年間はOPSの最も高い選手が選出されている。昨季のア・リーグはOPS1.111のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、2021年は同1.002のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)が受賞している。

 2021年に受賞した「コミッショナー特別表彰」は、毎年選ばれるものではないため獲得は難しそうだが、今季はすでに本塁打王のタイトルを獲得。投票で選ばれる各賞の発表はプレーオフが終了した11月に行われる。今オフはいくつの栄冠を手にするだろうか。

(Full-Count編集部)

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