山本由伸、「投手4冠」へ前進 7回無失点&11Kで奪三振王当確…防御率1.21はパ歴代2位
7回3安打無失点で救援陣にバトン、最速159キロを計測
■オリックス ー 日本ハム(2日・京セラドーム)
オリックスの山本由伸投手が2日、京セラドームで行われた日本ハム戦に先発登板し、7回3安打無失点の好投で今季16勝目の権利を持って降板した。すでに確定している最多勝のタイトルに加えて、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の獲得もほぼ当確。3年連続の「投手4冠」も現実味を帯びてきた。
史上初の「投手4冠」をグッと引き寄せる快投だった。初回先頭の万波に左中間二塁打を浴びるも、後続を断った。その後はリズムに乗り、7回まで無失点。最速159キロの直球を武器に11三振を奪い、日本ハム打線を寄せつけなかった。
この日の快投で、防御率は1.21となり今季169奪三振。史上初となる「投手4冠」を手中に収める可能性が高まった。また、1956年に稲尾和久(西鉄)が記録した防御率1.06に続く、パ・リーグ歴代2位の防御率で今季をフィニッシュする可能性も出てきた。