MLB通ドラマー、オカモト“MOBY”タクヤの記者体験リポート（Dバックス編その2）

記者体験3日目は親近感沸くブラッドリーに直撃取材

　前半戦が佳境に差し掛かってきたメジャーリーグ。各地で熱戦が繰り広げられる一方で、日本人選手が次々と故障者リスト（DL）入りして、2日現在メジャー登録25人枠に入るのはドジャース前田健太投手、ダイヤモンドバックス平野佳寿投手、パドレス牧田和久投手のみとなった。そんな“異常事態”を迎える直前の6月1日から4日間、Full-Countでは特別リポーターに、ロックバンド「SCOOBIE DO」のドラマー兼マネージャー、オカモト“MOBY”タクヤ氏を迎えて現地取材を敢行した。

　今季からコラボするFMおだわらで放送中の野球と音楽をつなげるラジオ「NO BASEBALL, NO LIFE.」でメインMCを務め、昨季は動画配信サービス「DAZN」のメジャー中継で解説を務めたメジャー通のオカモト氏。強行スケジュールで行われた記者体験リポート、第3回をお届けする。

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　MLB記者体験3日目はデイゲームなので朝は早めに出発。7時頃起床し、そうだ、Mummy-Dさん（RHYMESTER、以降Dさん）に前日の平野佳寿投手の件を伝えておこう！とメールしたところ、ありがたいことにDさんから即レスが！「え？　信じらんない！　MLBとか想像もつかないんですけど！　光栄極まりないです！　平野投手にありがとうとお伝え下さい！」と、大変喜んでいらっしゃいました。KREVA氏にも伝えておきます、とのこと。朝から自分が何らかの役に立ったのかもしれない、と前日までの疲れが一気に吹き飛びましたね。今日も頑張ろう、とホテルの朝食サービスにてグラノーラをかっ込み、9時半にチェイスフィールドへ向かいます。

　10時にクラブハウスがオープン。前日のナイトゲームからのデイゲームなので全体練習は休みらしく、かつ日曜日だったため、ちょうどこの時間は球場内のチャペルで日曜礼拝も行われていたとのこと。テレビゲームに夢中になっているランドール・デルガド投手（現在故障者リスト入り）以外、選手の姿はまばら……。その中に前日、8回2死一、二塁から登板し、1/3回をしっかり抑えアーチー・ブラッドリー投手を発見！　その特徴的なヒゲは、アフロヘアであるボクにとってちょっとした親近感を覚えていたこともあり、インタビューをお願いしたところ快諾していただきました。

「髭を伸ばし始めたのは、ロッカーが隣の彼の影響さ！」と指を指したのは、現在は残念ながら故障者リストに入っている先発投手ロビー・レイ。「2016年のシーズン、彼はヒゲを伸ばしていて、君も伸ばせば？　と勧められたんだよ。でもシーズン中は伸ばさなかったんだけど、シーズンオフにちょっと伸ばしたらいい感じでさ。次のシーズン、ちょうど先発からブルペンに移動したんだけど、“ヒゲパワー”のお陰でいい結果が出たんだよね！」と、験を担ぐ感じで現在も伸ばしているそうです。

「カットは2～3か月に1回、床屋さんでやってもらってるよ」とのことで、ボクのアフロヘアも2～3か月に1回のペースで美容院にてパーマをあてなおすので、何だか妙な親近感。「オレたち、仲間だな！」との言葉をいただきました！