守護神剥奪の屈辱も激変 元阪神右腕、「複数年契約」を予感させる防御率6.00→0.76

ブレーブスのピアース・ジョンソン【写真:ロイター】
ブレーブスのピアース・ジョンソン【写真:ロイター】

元阪神ジョンソンは移籍前後で成績激変、地区優勝に貢献した

 果たしてどちらが“本物”の姿なのか。今オフにブレーブスからFAとなるピアース・ジョンソン投手は、今季開幕から所属したロッキーズでは43登板で防御率6.00で守護神の座を剥奪されたが、7月下旬のブレーブス移籍後に劇的に改善。24登板で防御率0.76と抜群の成績でチームの地区優勝に貢献した。

 トレード前後では投球内容も異なる。移籍前はWHIP1.85、9回当たりの被安打は10.8だったが、移籍後はWHIP0.89、9イニング当たり被安打は6.1に。コロラド州デンバー出身の右腕にとって地元で結果を出せなかったことは残念でならないが、標高1600メートルで打球が飛びやすく、“打者天国”とも言われるクアーズ・フィールドを本拠地としたことが影響したのだろうか。

 米メディア「ブリーチャー・リポート」も「シーズン終盤のパフォーマンスで、それなりの昇給と複数年契約が保証される立場になるはずだ」と注目している。チームはフィリーズとの地区シリーズで敗退したが、ジョンソンは3登板で2回2/3、無失点、4奪三振と結果を出した。阪神で同僚だった藤浪晋太郎投手もオリオールズ移籍後に輝きを放ったが、かつての助っ人右腕はストロング・フィニッシュで大幅昇給をつかむことはできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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