元HR王がわずか3年でノーアーチの“転落” 3度の自由契約で失われた驚異の打棒

メッツ3A在籍時のルーク・ボイト【写真:Getty Images】
メッツ3A在籍時のルーク・ボイト【写真:Getty Images】

ボイトは短縮シーズンだった2020年に56試合で22発を放ち本塁打王に輝いた

 本塁打王のタイトルからわずか3年で、ノーアーチの屈辱に陥った。ルーク・ボイト内野手は、5月末にブルワーズを事実上の戦力外(DFA)となるなど、契約破棄権の行使を含めると今季だけでFAになった回数は3度に。22試合の出場で0本塁打、4打点、OPS.549と不完全燃焼のままシーズンを終えた。

 ボイトは新型コロナ禍の影響で60試合の短縮シーズンとなった2020年に、56試合で22本塁打を放って本塁打王に。しかし翌2021年は右腹斜筋や左膝の故障で負傷者リスト入りするなど出場機会が限られ、68試合出場で11本塁打止まりだった。

 2022年はシーズン開幕前にヤンキースからパドレスにトレードになり、8月のトレード期限でナショナルズに移籍。11月にFAとなり、今年2月にブルワーズとマイナー契約を結んだ。その後3月に契約破棄の選択をすると、再びブルワーズに復帰するも6月にFAに逆戻り。同月内にメッツとマイナー契約を結ぶも、8月に自由契約となった。

 短縮シーズンだったとはいえ、56試合で22発は驚異的。162試合に換算すれば63発ペースだ。そんな長距離砲がまさかの本塁打なし。再びメジャーで心躍るアーチを架ける日が待たれる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY