大谷「6番・DH」での復帰を米メディアも続々速報「実に重要なタイミング」
午前11時10分試合開始のマリナーズ戦に出場、いきなりプレーオフ出場のライバルと対決
右肘内側側副靭帯損傷で故障者リスト(DL)入りしていたエンゼルスの大谷翔平投手が、3日(日本時間4日午前11時10分試合開始)のマリナーズ戦に「6番・DH」で出場する。この日、チームがDLからの復帰を発表。いきなりスタメンに名を連ねたが、米メディアも二刀流の“帰還”を続々と速報している。
大谷は6月8日(同9日)にDL入り。多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受け、3週間後の再検査で靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)の必要はなしと診断された。打者として先に復帰することが決定。実戦形式の打撃練習などを行ってきた。打者での出場は6月4日(同5日)のロイヤルズ戦以来。投手としては6日(同7日)のロイヤルズ戦に登板していたが、いずれにしても復帰は約1か月ぶりとなる。
CBSスポーツは「エンゼルスはショウヘイ・オオタニを故障者リストから復帰させた。当面はDHでの出場となるけれどもだ」と速報。また、ESPNは「エンゼルスはショウヘイ・オオタニを故障者リストから復帰させ、彼は火曜日の試合でDHで出場する」と伝えた。
さらに、FOXスポーツも「エンゼルスの投手/指名打者のショウヘイ・オオタニは故障者リストから復帰した」とのタイトルで速報。米メディア「ブリーチャー・レポート」は「ショウヘイ・オオタニは肘に怪我を負った後、エンゼルスは彼を故障者リストから復帰させた」と報じ、米最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」も速報した。
エンゼルスは大谷不在の間にア・リーグ西地区4位に沈み、首位アストロズとは11.5ゲーム差、ワイルドカード争いでも圏内の2位マリナーズまで11ゲーム差と引き離された。
ESPNでは、名物記者のバスター・オルニー氏が「エンゼルスはショウヘイ・オオタニが早期に復帰できると感じていました。なぜなら彼は素晴らしいアスリートで、常にトレーニングをしていました。彼はエンゼルスにとって実に重要なタイミングで復帰することになります」と説明。その理由として「今夜の試合は、今月9度対戦することになるシアトル(マリナーズ)との初戦になります。もし彼らが状況をひっくり返しプレーオフ進出を決めるなら、それはシアトルとの対戦において成功を収めることから始めなければなりません。それがオオタニを復帰させた理由の一部なのだと考えています」と分析している。
エンゼルスは大谷復帰から反撃をスタートさせることができるのか。まずは“初戦”に大きな注目が集まる。
(Full-Count編集部)