祝福LINE700件、インスタフォロワー7倍 度会隆輝が噛みしめる“ドラ1”の実感
DeNA1位・度会はオリ6位・古田島から2打数2安打1打点をマークした
DeNAからドラフト1位指名されたENEOSの度会隆輝外野手が2日、川崎市内のENEOとどろきグラウンドで行われた日本通運とのオープン戦で2打数2安打1打点と躍動した。ドラフト指名後はこれで2試合計7打数4安打。日本選手権に向けて気持ちを高めつつ、日に日に指名された実感も湧いている。
オリックスからドラフト6位指名された古田島から、さすがの快音を響かせた。「ドラフトが終わってからは力みなしのスイングとか打撃ができているのでそれはすごくいいと思います。個人的にもチーム的にもめちゃくちゃいいので、このままいって優勝して恩返しできるようにやりたいと思います」と納得の表情を見せた。
涙のドラフトから1週間。「当日は寝られなかったし、3日くらいはドキドキが続いていた」と夢心地だったが、ようやく落ち着いた日々が戻ってきた。そんな中で実感したのが、周囲の人々の支えだ。祝福のLINEはなんと700件を超えていたという。
「友達が僕以上に喜んでくれたり、1人1人長文メッセージを送ってくれて……。本当にうれしかったです」と屈託のない笑顔を見せた。“ドラ1フィーバー”は他にもあった。4000人ほどだったインスタグラムのフォロワーは2万7000人と7倍近くに激増。「皆さんが応援してくださるのはうれしいこと」と喜びを噛みしめた。
影響力を実感しているからこそ、再び奮い立つ。横浜高時代に指名漏れを経験し、どん底でやってきたのがENEOSだった。大久保秀昭監督や大切な仲間に恵まれ、競合ドラ1にまで成長した。
「応援してくれる人が多い分、僕も野球で結果を残して笑顔にできるようにやらないとダメという気持ちがもっと出てきました。日本選手権で優勝して、僕のヒットであったりプレーでチームが勝ったり優勝できたりしたら応援してくださる方も喜んでくれると思う。僕のプレーで勝利に導けるようにやらないといけない」
注目度も上がる“最後の舞台”。ついにたどり着いたプロ入りを前に、度会が目指すのは日本一という置き土産だ。
(町田利衣 / Rie Machida)