大谷翔平との契約延長は難航か エ軍の動きも不透明…前例なき二刀流との交渉

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】

エ軍は約30億5000万円QO提示も「当然断るだろう」

 エンゼルスはFAの大谷翔平投手にクオリファイングオファー(QO)を提示したと、6日(日本時間7日)に米メディアが伝えた。MLB公式のエンゼルス番レット・ボリンジャー記者が今後の見通しを分析した。

 今オフの一番の話題といえる大谷のFA。来季のQOの金額は2032万5000ドル(約30億5000万円)で「オオタニは、年俸2032万5000ドルよりはるかに高い長期契約を求めているため、1年限りのQOは当然断るだろう」と拒否するとみられている。

 エンゼルスには5日間の独占交渉期間があったが「エンゼルスがオオタニに正式なオファーを出したかどうかは不明のままだ。右肘の手術を受けていることから、契約が複雑になる可能性がある。オプトアウトや投球パフォーマンスに関するインセンティブなどの条項が含まれる可能性もある。オオタニのような実績を持つ選手が、メジャーリーグでこれまでFAになったことがないことを考えると、今後の動向が注目される」と指摘する。

 新監督が間もなく発表される見込みで、新しい投手コーチを探すなどコーチングスタッフも変更となることが予想される。7日(同8日)には米アリゾナ州スコッツデールGM会議が開幕し「オオタニの代理人であるネズ・バレロも、過去にこのイベントでメディアと会見したことがあるので、9月の肘の手術後の経過についてオオタニの最新情報を話す可能性がある」と期待されている。

 しかしエンゼルスの課題は大谷の契約問題だけではない。「他にも対処すべき問題がある。今オフ、FAやトレードで改善したい他のポジションを紹介する」として、外野、一塁、三塁、先発ローテーション、ブルペンを挙げた。立て直しへの問題は山積みだ。

(Full-Count編集部)

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