“スター軍団”も山本由伸獲りに参戦か… エースがFA、加熱する300億円超え争奪戦
フィリーズはノラがQO拒否…激しい争奪戦が予想されている
オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手を巡っては、米メディアで2億ドル(約302億円)契約の大争奪戦が予想されている。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は“スター軍団”フィリーズも参戦する可能性を報じた。
アーロン・ノラがフィリーズからの1年間のクオリファイング・オファー(QO)を拒否したことに「驚きではない。これで彼は長期契約を求めて(FA)市場に出たことになる」と同メディア。デイブ・ドンブロウスキー編成部長は、ノラと新契約をまとめることに希望を残しているというものの、「ジ・アスレチック」のジェイソン・スターク氏は、フィリーズがノラの再契約に“全力で臨む”意思がある印象は受けていないという。
ドンブロウスキー氏は、先発は1人しか加える予定がないことを明言している。「フィリーズはノラがいいだろうが、彼の耐久力、ピンポイントの制球力、芯を外す能力、そして失点を防いできた実績からして激しい争奪戦になりそうだ」と予想する。仮にノラが他球団に移籍するとなれば、フィリーズは別の選択肢を模索しなくてはならない。
フィリーズの番記者を長く務めるジョン・ソールズベリー氏は、ラジオ番組「WIP’s Midday Show」に出演し「私がとても気に入っている名前が2つある。1つはアーロン・ノラ、もう1つは日本から来るヤマモトという男だ。彼はフィリーズとのつながりは緩く、2つのニューヨークのチームやドジャースなど、“いつもの顔ぶれ”とつながっているが、フィリーズは市場が大きなチームでオーナーもフロント陣も非常に積極的で勝利を目指す意欲が非常に強い。お金を使う意思も大いにある。日本人選手については歴史があまりないが、ここからその歴史を始めるのも悪くない」と力説した。
さらに「彼は25歳だ。ブライス・ハーパーがFAだったとき、彼の魅力の一つは26歳という年齢だった。この男はそれよりも若い。私ならFA市場で彼とノラに大いに興味を持つ。私はフィリーズがこの2人に大いに興味を持つと信じている」と信頼は揺るがなかった。
「彼らがヤマモトに“真に”関心を持っていると聞いている。私にしてみれば非常に理にかなっている。日本人選手との歴史が不足しているので(獲得は)厳しいかもしれないが、それがどうしたというんだ。積極的に獲りに行けばいい。とてもいい選手になるかもしれないし、彼は即戦力だし、長くいてくれる存在だ」と獲得を熱望した。
(Full-Count編集部)