巨人退団から2年…給料激減も衰えぬ36歳 5年ぶり“2桁”、挑戦続ける陽岱鋼の現在地
米独立リーグで1年間プレーした陽岱鋼
陽岱鋼外野手は、今季北米の独立「アトランティック・リーグ」のハイポイント・ロッカーズで1年間プレーした。97試合に出場し打率.271、10本塁打58打点、OPS.793を記録。シーズンで2桁本塁打をマークしたのは巨人時代の2018年以来5年ぶりとなった。
陽岱鋼は2021年オフに巨人を退団。昨季米国の独立リーグ「アメリカン・アソシエーション」で戦うレイクカントリー・ドックハウンズでプレーし、79試合で打率.260、9本塁打35打点という成績を残した。そのまま冬季は豪州のウインターリーグにブリスベン・バンディッツの一員として参加。31試合で打率.279、4本塁打13打点だった。
今季は5月に負傷者リスト(IL)に入るも、6月16日(日本時間17日)に復帰すると、以降の9試合で打率.457と好調な時期もあった。高卒でプロ入りしてから18年。年齢は36歳とベテランの域に入るが、MLBを目指す若手選手らと汗を流した。巨人時代から給料は激減。今年7月のFull-Countの取材には自炊することも増えたことを明かしている。
高校時代から米国でプレーすることに憧れを持っていたという陽は、「ここは勝負の世界。最高のレベルで、年に関係なくどこまで登れるかだと思っています」と語っていた。1月には37歳となるが、これからも挑戦を続けていく。