わずか1か月で“引退撤回”…成績低迷でも生き生き 伝説から10年、バレンティンの今

ヤクルトなどで活躍したウラディミール・バレンティン(写真はWBCオランダ代表時代)【写真:Getty Images】
ヤクルトなどで活躍したウラディミール・バレンティン(写真はWBCオランダ代表時代)【写真:Getty Images】

バレンティンはメキシコのウインターリーグで打率.236、2本塁打、OPS.794

 ヤクルトとソフトバンクでプレーしたウラディミール・バレンティン外野手が、今年3月に行われたWBCでの引退を撤回し、メキシコで現役を続行している。カニェロス・デ・ロス・モチスという球団に所属して、ウインターリーグに参戦。伝説のシーズン60本塁打から10年、39歳になっても野球を楽しんでいる。

 2013年に今でも破られていないシーズン60本塁打を放つなど、通算11年で301本塁打をマークした伝説の助っ人。2021年限りでソフトバンクを退団すると、昨年11月には「WBCが終われば、引退することになると思う。(趣味として)野球は今後も楽しむと思うが、頭の中ではそう考えている」と表明していた。

 しかし、オランダ代表は第1ラウンドで敗退。最終戦では大きな拍手が送られたが、4月になるとカニェロス・デ・ロス・モチスとの契約が発表され、ファンを驚かせた。成績は19日(日本時間20日)の時点で打率.236、2本塁打、11打点、OPS.794。かつての輝きはないが、全力疾走を見せるなど生き生きしている。

 WBCでは叶わなかったが、バレンティンの勇姿をもう1度、日本で見たいと願うファンも多いだろう。カナダ代表のスコット・マシソン投手のように現役引退を表明した後も、国際大会への出場を続ける選手も多い。来年11月に行われるプレミア12、来年3月の開催が決まった欧州代表との強化試合での来日にも期待がかかる。

【実際の映像】少しふっくらした!? 左前打で二塁へ全力疾走したバレンティン

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