たった1年で球速10キロ増「広島森下に似てる」 杉内コーチ太鼓判…期待の189cm右腕
巨人・杉内コーチ「タイプ的には広島の森下投手。柔らかさもあるし、投げ方も含めてね」
阿部慎之助新監督が率いる巨人は14日までの秋季キャンプで7人の育成選手が参加した。杉内俊哉投手コーチが目を光らせた選手が、高卒2年目の京本眞投手だ。「タイプ的には広島の森下投手。柔らかさもあるし、投げ方も含めてね。本人も森下投手と自分は似てるようなことを言っていた。確かに似ているなと思う」。東京五輪で主戦投手として金メダル獲得に貢献した森下暢仁投手と重ね合わせる。
2021年育成ドラフト7位で巨人入り。1年目の昨季はイースタン・リーグ1試合登板にとどまったが、2年目の今季は15試合登板(13先発)して5勝4敗、防御率2.36。杉内投手コーチは投球内容の成長に目を細める。
「去年は140キロ出なかったけど、150キロまで出るようになった。最速は142、143キロが151、152キロまで上がっている。2年目であそこまで成長してくれたのは大きいね」
身長189センチあるが、体重80キロ。「身長が高くて細い。大きくなったら面白いよね」と、杉内コーチが指摘したようにフィジカル強化が課題か。「まだ体が弱いところがある。球数を投げられないとか。投げるにしてもバテるのが早い。でも、大学2年生と思ったらかなりいい投手。あれだけ投げられれば」と19歳右腕に期待を込めた。
2年連続Bクラスからの立て直しに若手の成長は欠かせない。「春のキャンプでキャンプに呼ばれる可能性だってあると思う。(支配下登録の)可能性もゼロじゃないんじゃない?」と杉内コーチ。阿部巨人にシンデレラボーイは誕生するのか。