異国で大田泰示が大不振「23-0」 23歳右腕は防御率7点台…“武者修行”の現在地
ウィンターリーグに派遣されているDeNA戦士…大田はいまだ無安打
NPBのレギュラーシーズンは終了したが、南米では現在、ウインターリーグの真っ最中だ。日本からも“武者修行”としてオフ返上でプレーしている選手はいるが、メキシコのリーグでは明暗が分かれる形となっている。(成績は日本時間24日時点)
今オフ、メキシコに派遣された選手はDeNAから3人。一番活躍しているのが、関根大気外野手だ。打率.346(78打数27安打)、0本塁打、打点3、OPS.829を記録している。今季、シーズンでも自己最多の140試合に出場し、打率.261とブレークした関根は、オフシーズンも快音を響かせている。
一方、苦しんでいるのは大田泰示外野手。シーズンでは75試合で打率.217、4本塁打、15打点と不振にあえいだが、メキシコでは23打数無安打、1打点、11三振とさらに厳しい成績。チームは今季、ドラフト1位で度会隆輝外野手を獲得。外野手争いの激化が予想される中、何とか巻き返しに期待したい。
投手では右腕の宮城滝太が苦戦している。今季は1軍デビューすると、11登板で3ホールド、防御率3.86の成績を収めていた。しかし、メキシコでは7登板で0勝3敗、防御率7.94と打ち込まれている。
メキシコ以外では、プエルトリコのウィンターリーグに派遣されているDeNA・濱口遥大投手が3登板で0勝1敗ながら、防御率2.53と安定した成績を残している。プレーする場所や食文化など、異国の地では環境の変化も大きい。苦しんだ分、来季の飛躍の糧にしたいところだ。