「日本復帰」よりあり得ない? 世界で1人だけ…大谷翔平を待つ“契約”の是非
長期契約でも契約破棄権が「含まれないわけではないだろう」
エンゼルスからFAになった大谷翔平投手は来季、どの球団のユニホームを着るだろうか。MLB公式のジョン・モロシ記者とマーク・フェインサンド記者が読者の質問に答える形で自身の考えを披露。フェインサンド氏は短期契約の可能性について否定。日本球界に復帰するより可能性が低いと語っている。
移籍先としてドジャースやジャイアンツなど西海岸の球団が取り沙汰される中、「ダークホースは?」との問いに、フェインサンド氏は東海岸を受け入れるならとしてレッドソックスをあげた。「野球界最高の選手と契約するのは、トップ記事を飾る上で最適な方法ではないでしょうか」とし、フェンウェイ・パークでの打撃が大好きだと言われていることや、登板2試合で9回14奪三振で1点しか許していないことなどを“根拠”にあげている。
モロシ氏はブルージェイズだ。MLBで米国外に本拠地を置くただ一つの球団だけに「この競技(野球)における最も重要な国際的アイコン(大谷)にとって、ユニークな機会を提供することになる」と語る。また、本拠地のロジャーズ・センターで大谷は通算OPS1.139を記録していることに言及した。
そして、短期契約の可能性について問われると、フェインサンド氏は否定。短期契約よりも「オオタニが日本に戻る可能性の方が高いと思います」と言い切った。長期契約を結んだとしても「オプトアウト(契約破棄権)条項が含まれないわけではないだろう」と予測。投手として右肘手術から完全復活した場合、オプトアウト条項を有していれば「再びFA市場を試す機会が得られることになるだろう」と語る。
フェインサンド氏はさらに、北米スポーツ史上最大の契約のチャンスがあるのに「短期契約に賭けたりはしないでしょう」とも。「私の予想では、オオタニの契約に含まれるのはオプトアウト条項だけではない。投球回や、クローザーになる場合には試合を締めくくる登板に基づく出来高も含まれているでしょうと述べている。
(Full-Count編集部)