ド軍の“次なる一手”は「山本由伸」 悲願の大谷翔平獲りも…ローテ再編は至上命題
山本由伸の争奪戦にはヤンキース、メッツなど資金力のあるチームが参戦
エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、ドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)の大型契約を結ぶことで合意したと発表した。メジャー史上最高額で北米スポーツ史上最高額。自身のインスタグラム、代理人のネズ・バレロ氏が発表した。
大谷は9月に右肘靱帯の手術を受け、来季は打者に専念。二刀流復帰は2025年シーズンとなる。12年連続のポストシーズン進出、4年ぶりのワールドシリーズ制覇へ次なる一手として注目されるのが、オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手の獲得だ。
ドジャースは通算210勝左腕クレイトン・カーショー、2021年最多勝のフリオ・ウリアスがFAに。2021年に16勝を挙げ、エース格と期待されるウォーカー・ビューラーは自身2度目となる右肘のトミー・ジョン手術明けのシーズン。昨季11勝で来季2年目のボビー・ミラー、3年目のライアン・ペピオ、2年目のエメット・シーハンら先発投手陣は若い。カーショーは将来の殿堂入りが確実視されているが、山本の獲得を狙わないわけはない。
山本については、ヤンキースやメッツ、ジャイアンツなど資金力の高いチームが獲得に興味を示している。契約金については2億ドル(約300億円)を超えると指摘されているが、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者は「ドジャースなら両方とも契約できる可能性がある」と指摘する。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの世界一奪回に貢献した2人がロサンゼルスの地で共闘することはあるのだろうか。
(Full-Count編集部)