大谷翔平の開幕戦、早くも懸念「転売は100%」 開催地・韓国熱狂も…記者指摘

エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平【写真:ロイター】

ドジャースの来季の開幕戦は韓国・ソウルでパドレスと対戦

 エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、ドジャースとの契約合意を自身のインスタグラムで発表した。ドジャースの2024年シーズン開幕戦は3月20日、韓国・ソウルでのパドレス戦となる。韓国メディアも大谷の去就をこぞって報道したが、地元記者の中には懸念もあるという。

 大谷は今年9月に右肘を手術し、順調にいけば来季開幕戦で打者として復帰が見込まれている。この日、大谷がドジャース入りを発表すると、韓国メディアも「大谷が韓国でデビューする」と二刀流の話題で持ち切りとなっていた。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で取材経験もある韓国のネットメディアの男性記者も、大谷の開幕戦の取材がしたくて仕方ない様子だった。「7億ドル(約1014億円)ですか……。韓国でも大谷の話題で持ちきりです。上司に(行けないか)アピールしてますよ」と笑う。

 ただ、開幕戦には一つ懸念もあるという。会場である首都・ソウルの高尺スカイドームは、収容人数は最大で約2万2200人で座席数は約1万7000席ほど。前述の記者によると「韓国で2番目に少ない」という。「すでにかなりチケットは高くなっているみたいです。転売は100%……いや、100000000%でしょうね。見たい人に渡ればいいのですが……」と険しい表情だ。

 すでに2024年3月28日(同29日)にドジャースタジアムで行われる本拠地開幕戦のチケット最安値は、5万2000円に浮上している。世界を巻き込む大谷の影響力を感じさせる一日だった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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