ボンズに続いた大谷翔平 31年ぶりに起きたレアケース…“史上2人目”の歴史的な移籍
ボンズは1992年オフにパイレーツからジャイアンツへ…2冠王でMVPに輝いた
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、ドジャースとの契約に合意したことを発表した。MVPに輝いた年のオフにFAとなり他球団へ移籍したのは1992年オフのバリー・ボンズ以来、31年ぶり2人目となる。ボンズは移籍1年目に初の本塁打王&打点王に、そして2年連続MVP(1992、1993年)に輝いている。
ドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)の超巨額契約を結んだ大谷。この移籍は歴史的な事だったようだ。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)に記したところによると、大谷はMVP受賞のオフにFAを迎えた5人目の選手。1989年のロビン・ヨーント(ブルワーズ)、2007年のアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)、2022年のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)は再契約を結んでいる。
一方、ボンズはパイレーツからジャイアンツに移籍し、1年目の1993年に46発&123打点でいきなり両タイトルを獲得。MVPも2年連続で受賞し、スーパースラッガーとしての道を歩んでいった。
ラングス記者によれば、大谷はMVPに輝いたオフにチームを変えた4人目の選手。ボンズの他に2003年にロドリゲスがトレードでレンジャースからヤンキースへ、2017年にジャンカルロ・スタントンが、やはりトレードでマーリンズからヤンキースに移籍している。大谷もボンズのように新天地1年目から猛打を見せてくれるか、注目だ。
(Full-Count編集部)