大谷翔平、60HRも「できると思ってる」 懐疑的な声に胸中吐露「性格もプラスだった」
増す期待…重圧は「ないって言ったら嘘になるけど単純にうれしい」
10年契約でドジャースに移籍した大谷翔平投手が、人材サービス事業などを展開する「ディップ株式会社」のブランドアンバサダーに就任した。同社のYouTubeチャンネルで、冨田英揮代表取締役兼CEOと“フィロソフィートーク”を展開。前例のない道を歩いてきた二刀流が、諦めない大切さについて力説した。
冨田CEOから「最後まで諦めない思いを大事にしている?」と聞かれた大谷は「大事です」と即答。そして率直な思いを口にした。
「ゲーム自体でも、最後まで諦めずに戦うことでチャンスが生まれるっていうのももちろんそうですけど、僕なんかも結構できないだろうって言われてきたので。でも自分ができると思っているので、周りから見ればできないと思われても仕方ないかなとはもちろん思っていましたし、ただ見てもらえさえすれば分かってもらえるというか、まあプロなので結果を出せば応援してくれるし、考え方も変えてもらえるのかなと思っていたので、自分の成績一つで変えていける。頑張っていきたいなっていう気持ちですよね」
プロ入り時は、これまで成し遂げられていなかった投打二刀流に懐疑的な声もあった。しかし今は世界最高峰のプレーヤーになり、そんな周囲の声は全て自らの実力で打ち消した。
周囲からの期待は日々増していく。「(プレッシャーは)ないって言ったら嘘になるんですけど、単純にうれしいなって思う。元がそういう状況だっただけに、今こうやって100%応援してもらえる状況がうれしい。どちらかというとありがたいなという方が大きいのと、あとは野球を始めてここまでやってきたのはもちろん僕自身で、半分何か言われたとしてもそれは僕がやってきたことだから、というので済んでしまう性格をしているので、そういう楽観的な部分、自分の性格もプラスだったなって。プレッシャーはなくはないですけど、そういうポジティブな方が今は大きいです」と頼もしかった。
今季は44本塁打を放って、日本選手初の本塁打王に輝いた。冨田CEOから「来年は50本、60本と期待する」と向けられると「それは思いますね。できるとももちろん思っていますし、皆さんがこうやってやってほしいと思うより僕自身はもっと高くいきたいと思っていると思うので、そういう人たちの考えと一緒に僕は頑張っていきたい」と力強く宣言した。
(Full-Count編集部)