また発揮された大谷翔平の特殊能力 早くも“年俸回収”の活躍「オーナー権の一部を」
大谷のリクルート効果? 関わった山本、グラスノーら大物選手が加入
ドジャースが山本由伸投手との契約合意に達したと、21日(日本時間22日)に米メディアが一斉に報じた。一足前に加入した大谷翔平投手は、山本と球団の交渉の場に出向いたとされる。トレード加入となったタイラー・グラスノー投手の勧誘にも一役買っており、プレーする前からチームのリクルートに大きく貢献している。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス氏は、大谷の7億ドル(約997億円)契約の後払い制とチームの補強を関係性を指摘。「グラスノーとヤマモトの勧誘をサポートした。この男は、自分の力でドジャースを球界最高級のチームにするための手助けをしている」と、大谷の契約と、早速発揮した加入の効果を指摘した。
MLB公式のサラ・ウィクスラー記者も、19日(同20日)に公開した記事で大谷のリクルーティング能力を「貴重なスキル」として注目。山本は12日(同13日)に本拠地のドジャースタジアムで面談。米メディアによると大谷、ムーキー・ベッツ外野手、フレディ・フリーマン内野手らMVP受賞者が同席したことが伝えられている。トレードで加入し、5年総額1億3650万ドル(約194億円)で新たに契約を結んだグラスノーに対しても、GM経由で「あなたのために本塁打を打ちたい」とのビデオメッセージと贈っていた。
記事では「(大谷にはグラスノーの契約以降でも)まだまだ(ドジャースの補強を手助けする)多くのチャンスがあるはずだ」としており、数日後に山本の契約が合意に至る展開になった。まだ加入して1か月も経っていないが、チームへの貢献度は計り知れない。来季から2033年までは年俸200万ドル(約2億8000万円)でプレーするが、少なくともその年俸以上の貢献はすでに見せていると言えるだろう。
大谷のリクルーティングにファンも、「ありがとう、ショウヘイ」「ショーGM」「ショウヘイは間違いなく過去5年間のエンゼルスのGMになるべきだった。(そうしておけば)これまでに世界一のリングをいくつか手にしていただろう」「ショウヘイにドジャースのオーナー権の一部(共同所有権)を与えてくれ」と、脱帽していた。
(Full-Count編集部)