大谷翔平、2年連続MVPへの障壁「かなり稀」 米記者が主張する“潰し合い”の可能性
MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者が来季のMVPを予想
2023年も終わりを迎え、MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者が、2024年の主要タイトル受賞者を予想。ナ・リーグMVPにはブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)を挙げた。今季MVPを獲得した大谷翔平投手やロナルド・アクーニャJr.外野手については「MVPを連続受賞することは極めて稀」と強調した。
今季44本塁打を放つなどの活躍を見せた大谷が、ドジャースへ移籍。来季は右肘手術の影響で打者に専念することになる。チームでは元MVPでもあるムーキー・ベッツ外野手、フレディ・フリーマン内野手と打線を形成し、大谷の打撃成績向上も予想されている。
しかし同記者は「ドジャースの恐るべき3人組がMVP投票でお互いを潰し合うだろう。全員素晴らしいチームで、素晴らしいシーズンを過ごすだろうが、この3人の中で明確なMVPをはっきりとさせることはできないだろう」と、複数のスターが同じチームに在籍して活躍することで、票が割れてしまうことを指摘した。
40本塁打、70盗塁をマークしたアクーニャJr.については、「今年もウインターリーグをプレーしているので、疲れ切っているだろう。2024年も素場らしいプレーを披露するだろうが、MVPレベルではないだろう」と予想。本命に挙げたハーパーについては、右肘の手術の影響でプレーに制限がある中で残した成績を並べ「この男は次元が違う」と評価した。
(Full-Count編集部)