慶応・清原勝児の今後、監督が見通し明かす 週末はクラブチームでプレーか
清原和博氏の次男…3年進級後も年齢制限で公式戦には出場できず
昨夏の甲子園大会で107年ぶりの全国制覇を成し遂げた神奈川・慶応高の森林貴彦監督は20日、NPB歴代5位の通算525本塁打を誇る清原和博氏の次男・勝児内野手(2年)の3年進級後の動向について、「彼はいま3年生に進級できるように勉強している最中ですし、最終的には家族会議の結果次第」とした上で、「平日はここ(慶応高野球部)で練習し、週末はクラブチームでプレーするような形になるのではないかと思います」と見通しを語った。具体的な所属チームのめどなどは立っていない。
勝児内野手は昨年、春の選抜大会に出場し初戦の仙台育英高(宮城)との試合に「5番・三塁」でスタメン出場し5打数1安打。夏の甲子園では代打での出場が主だったが、同校107年ぶりの優勝メンバーになった。1年時に留年しているため、4月に3年生となっても今年の公式戦には年齢制限で出場できない。
慶応高はこの日、「甲子園夢プロジェクト」の一環として横浜市の慶応義塾日吉台野球場で、知的障がいを持つ特別支援学校生らと合同練習。勝児内野手は今回は参加しなかったが、1年前の同様の合同練習ではコーチ役を務めていた。
「彼は大学で野球を続けたい気持ちがある」と森林監督。勝児内野手自身、将来的な目標として「プロ野球選手」を挙げたこともあるだけに、ブランクになりかねないこの1年間をどう過ごすかは重要。スムーズに次のカテゴリーへ入っていけるように、周囲も協力を惜しまない。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)